それでは、経営施策としての「ワイガヤの場づくり」とは何をすればいいのでしょうか。
「ワイガヤの取り組み」4つのポイント
じつは、やることはとてもシンプルです。
社員が「目の前の業務と関係なく発言し、つながれる環境をつくる」だけです。
しかし、そのシンプルな行為を、確かな土壌づくりにつなげるためには、いくつかの取り組みポイントがあるので、それを以下に示します。
以下の注意点を守りながら、人事やカルチャー推進室などの担当部門に場づくりを任せるとよいでしょう。
「場」とは、社員が集まり、つながって会話する空間を指しますが、「同期」と「非同期」の両方の場を設置し、連関させることで熱量を高めていく必要があります。
「同期」というのは、全員が一堂に会してリアルタイムにコミュニケーションがとれるような場を指します。たとえば、集合型の研修、飲み会、交流会などです。
「非同期」というのは、チャットツールやメーリングリスト、社内掲示板などのオンラインツールでコミュニケーションができる空間です。
「同期の場」で高まった熱量を、「非同期の場」で広げたり熱量を保温したりする。それをぐるぐる回すことでワイガヤは促進されていきます。
「同期」だけ(つまり飲み会や勉強会だけ)では、高まった熱量が翌日には失われてしまうし、「非同期」だけ(つまりチャットグループだけ)では社員の心に火がつくほどの決定的な盛り上がりは起きません。
両方を組み合わせて回すことが非常に重要なポイントになります。



















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