会社もチームも変える!「"ワイガヤ"活動」4つのポイント【専門家が解説】

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ワイガヤ・ラーニングコミュニティが活性化してきたら、そこに「社外と連携した事業開発『リサーチ』で取り組む調査レポート」の内容などを勉強会などの形で投入すると、さらに効果が高まります。

社外の情報やナレッジを社内のワイガヤ・ラーニングコミュニティに接続する仕組みの確立によって、新規事業経営の土壌はゆるぎないものになっていくでしょう。

④「コミュニティマネジメント」をひとつの機能として確立する

アジェンダ設定と対をなす重要施策が「コミュニティマネジメント」です。

同じ会社の社員とはいえ、部門が違えば他人のようになってしまう「サイロ化」が起きている組織において、ただたんに人を集めただけでは、会話が限定的になってしまいます

ゆえに、人と人をつなぎ、会話を促進する媒介者としてのコミュニティマネジャーを配置すること。

「人が好き、人と人をつなぎたい」社員を抜擢する

おそらく社内に必ず適任と呼べる人がひとりはいるであろう「人が好き、コミュニティが好き、人と人をつなぎたい」という特性を持った社員を抜擢し、ワイガヤ・ラーニングコミュニティのコミュニティマネジャーとして機能してもらいます。

自主的にイベントを開いたり、オンライン空間の場を盛り上げたり、部門をまたいで人と人をつないだりする。

この人の存在によって、土壌は深く耕されていくのです。

麻生 要一 『新規事業の経営論』著者・アルファドライブ代表取締役社長兼CEO

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あそう・よういち / Yoichi Aso

株式会社アルファドライブ代表取締役社長兼CEO。

東京大学経済学部卒業後、新卒で株式会社リクルートへ入社。社内起業家として株式会社ニジボックスを立ち上げ、創業社長として150人規模まで企業規模を拡大後、リクルートホールディングスの新規事業開発室長に就任。1500の社内起業家チームの創業と、300社のスタートアップ企業の創業期を支援したのち、2018年に起業家に転身し、アルファドライブを創業。

アルファドライブは創業後7年で、200社を超える日本を代表する大手企業での新規事業開発を支援し、創出に携わった新規事業プロジェクト数は2万を超える。230を超える事業が本格的に立ち上がり、成長段階へと移行している。

また、アミューズ社外取締役、アシロ社外取締役などプロ経営者として複数の上場企業の役員も務め、投資家としての顔も持つ。

初の著書『新規事業の実践論』は5万部を超えるベストセラーになっており、待望の2作目となる『新規事業の経営論』は発売前に増刷が決まるなど、発売当初から大きな話題を呼んでいる。

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