糖質過多の食生活ではなくても、血糖値が上がりやすい。筋肉量が不足している場合と同様に、筋力トレーニングによって血糖値をコントロールしやすくなる。
それでも血糖値が下がらない場合は…
こうした対策をしても食後血糖値が下がらなければ、一度糖尿病専門のクリニックなどを受診したい。医療機関ではより詳しい検査「75gブドウ糖負荷試験」によって、糖尿病かどうかをチェックしてもらえる。

「かつては糖尿病というとインスリンの不足が主な原因と考えられていましたが、近年は糖質過多の食生活によってインスリンが過剰に分泌され続け、それによってインスリンの効きが悪くなっているケースが多いと指摘されています」(矢野医師)
糖尿病は進行すると合併症を発症するほか、脳梗塞や心筋梗塞、認知症などさまざまな病気のリスクとなる。糖尿病を発症していなくても、日常的に血糖値をコントロールすることを意識したい。
(取材・文/中寺暁子)

院長 矢野宏行医師
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら