《邦画実写の歴代興行収入ランキング》快進撃の『国宝』は1位奪取なるか?"吉沢亮と横浜流星"の好演が超話題!興収の展望を予測してみる

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『国宝』
2025年上半期の映画界を代表するムーブメントになった映画『国宝』。下半期もその勢いは衰えず、邦画実写歴代興収ランキングの上位に食い込んできている。写真は主人公・喜久雄を演じた吉沢亮(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

映画『国宝』の快進撃が止まらないーー。

邦画実写として22年ぶりに興収100億円超えを記録すると、邦画実写歴代興収ランキングでも2位にランクイン。公開から3カ月を経て興収133.3億円(動員946万人)を突破し、現在も週末映画動員ランキング3位とTOP3をキープ。異例のロングヒットを続けている。

この先、注目されるのは邦画実写歴代1位の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5億円)を超えるかだ。現在はまだ40億円の開きがあるが、封切りから4カ月目に入った『国宝』はそこまで届くのか。

次ページの「邦画実写歴代興収ランキングTOP10」を見ながら、その展望について考察したい。

※外部配信先ではランキングや画像、ハイパーリンクがうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください。

『鬼滅の刃』の影響で興収が一時的に下がった

6月6日に公開された『国宝』の興収推移を見ると、初日3日間の3.4億円から、2週目で11.9億円となり、そこから加速する。3週目から7週目までの約1ヶ月半、毎週ほぼ10億円ずつ積み上げていく。なかでも、世の中的なブームとなった5週目から7週目は12億円ほどの上積みを続けていた。

ところが、7月18日に『劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来』が封切りされ、上映スクリーン数の減少を余儀なくされたことで、いったんペースダウン。

しかし、9週目以降、シネコンのスクリーン編成が通常に戻ると、興収を回復する。その後は、14週目(公開94日間)まで再び9億〜10億円を毎週積み上げ、累計興収133.3億円に達している。

【画像6枚】圧巻の映像美を誇る映画『国宝』の雰囲気はこんな感じ!
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