24年上期「映画興収TOP10」に感じる"先行き不安" 大作の数が乏しい一方で、期待高い作品も
![名探偵コナン 2024年上半期 映画興収](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/570/img_42df84009d4ec5bfe3c108033c3cf05e542841.jpg)
©2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2024年上半期の映画興収は前年比10%近くほど減少した。上半期時点で100億円超え作品は2本。23年上半期時点で3本だったことを考えると、やや見劣りがする数字だ。
期待値が高い大作が乏しい
近年の年間興収は、コロナ禍以降、右肩上がりで回復してきた。
2023年の1〜5月の累計興収は前年比130%ほどとまれにみる好調さを見せ、下半期にも『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』などの大作が公開された。
2023年通期では2214億8200万円と、歴代最高の2611億8000万円(2019年)の84.8%にも迫る勢いだった。
![ゴジラ ゴジラ−1.0](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/3/c/570/img_3c3346b8ebeccee0b9e35c186f35e9fc592766.jpg)
(C)2023 TOHO CO., LTD.
しかし今年は、夏休み映画を含めた下半期に、昨年に匹敵するような期待値の高い大作が乏しい。これまでの年間興収の成長路線に黄信号が灯っている。
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