24年の映画興収「年間トップ10」示すヒットの傾向 23年と比較するとどんな違い?トレンドを分析

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ハイキュー!!
©2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社

2024年も終わりに近づいている。この1年の映画興収を振り返ると、今年もアニメが圧倒的な強さを見せているのは例年と変わらない。

T0P10内の邦画と洋画の割合も昨年と同じだ。変わったのは、洋画実写において、昨年6位の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(54.3億円)のような大ヒットが生まれず、今年はゼロになったことだ。

多様な作品から生まれたサプライズヒット

ただし、それぞれの作品を見ていくと、昨年とはヒットの質が異なることがわかる。漫画や小説、ゲームなどの人気原作の映画化や、ドラマ映画化といった従来型の定番作品のヒットではなく、オリジナル脚本などから想定以上の興行成績をたたき出すサプライズヒットがいくつも生まれているのだ。

早速今年のトップ10を、昨年のトップ10と比較しながら見てみよう。

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