《邦画実写の歴代興行収入ランキング》快進撃の『国宝』は1位奪取なるか?"吉沢亮と横浜流星"の好演が超話題!興収の展望を予測してみる
その勢いが依然として衰えないのは、作品内容が歌舞伎ファンの心をしっかりと捉えていることがある。
本作のヒットで歌舞伎が世の中的に注目されることを喜び、作品を繰り返し鑑賞することで応援しながら、作品を楽しんでいる。そして、同時にその楽しみを広く発信し、周囲を巻き込む。
そこには、歌舞伎という伝統芸能のファンならではの熱量がある。それが作品を支えているから、他作品とは異なる異例のヒットになっているのだろう。

伝統芸能を美しく映し出す芸術性と、熱量高く演じられた人間ドラマのエンターテインメント性を両立させている(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
「吉沢亮を“100億円の男”にしよう」がSNSで話題に
本作の100億円超えが遠くに見え始めた頃、主演の吉沢亮を「100億円の男にしよう」という彼のファンの声がSNSで湧き上がり、リピート鑑賞の呼びかけが盛り上がった。
加えて、横浜流星のファンも吉沢亮との『国宝』の芝居の良さを熱く推した。そうした動きも興収の底上げになっているのは間違いない。
そのような作品を取り巻くさまざまな要素が、同時多発的にポジティブに作用し、世の中的なヒット機運を醸成していった。

波乱万丈の王道の人間ドラマもしっかり描いている(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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