「完璧でなくていい。間違えてもいい。でも、諦めない…」 timelesz・猪俣周杜に見る「愛される若手」の"正体"

Netflixで配信され、日本中を熱狂させたと言っても過言ではない『timelesz project -AUDITION-』(以下『タイプロ』)。2011年にSexy Zoneとしてデビューし、2024年にグループ名を改名したtimeleszが行った"仲間探し"オーディションで、5名の個性的な面々が加入した。
社会人視聴者から「まるで中途採用のよう」と言われた本オーディション。5人の中でも年少3人組に対しては「理想の新人」との声も見られ、篠塚大輝について筆者も東洋経済オンラインに記事を寄稿してきた。
その一方で、残りの2人に対する声援も大きい。中でも、異色の存在感を放っているのが、猪俣周杜だ。
メンバーの中で、「天然キャラ」として注目を集めている猪俣。オーディション中では英語の〈everything〉を「毎日」と訳してしまう天然ぶりが話題に。しかし同時に、オーディション合宿で年長の候補者から「周杜なんかほんとに、バカみたいに練習するもんな」と言われるほどの努力家でもある。
天然であり、努力家でもあるーー。アイドルとして重要な要素である“ギャップ”がありながら、ビジネス視点でも魅力的な人材像が見えてくる。例えるなら「理想の第二新卒」的人材なのだ。
本稿では、ビジネスにおける組織論の観点から、猪俣の「突破力」と「愛され力」を分析する。正式加入から7カ月、バラエティ番組のレギュラー化やドラマデビューなど快進撃を続ける猪俣の強さは、一体どこにあるのだろう。
先輩たちから可愛がられる、猪俣の後輩力

先輩メンバーたちの猪俣への評価は、愛される要素と努力家な面が挙げられている。
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