いまや、日本人成人の3人に1人がかかっているという脂肪肝。特に近年は、お酒をあまり飲まない人に急増しているらしい。
長野県佐久市立国保浅間総合病院の「スマート外来」には、肥満や脂肪肝の改善を目指す人が全国から集まってくる。同外来の担当医、尾形哲さんにお酒を飲まない人がなぜ脂肪肝になるか聞いてみた。
お酒をよく飲む人がかかるとされていた「脂肪肝」が、お酒を飲まない人に増えている。
お酒を飲まない人がなぜ?
「とくに直近の5年間は急増傾向にある」と尾形さんは言う。非アルコール性の脂肪肝の原因とはなんなのだろうか。
「“脂肪”のイメージから、食事での肉の脂身や揚げ物などアブラの摂りすぎを想像しがちですが、主な原因は『糖質』の摂りすぎです。とくに肝臓は、『精製された糖質』から多くの中性脂肪を合成します。それが脂肪肝へとつながっているのです」と尾形さん。
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