ついつい習慣で、おやつを食べたくなることもあるだろう。また、夕方に「低血糖になった」と感じて甘いものをとる人もいるだろう。
そうした空腹こそ、「脂肪が燃えるチャンス」。「そういうときは水を1杯飲むのが有効。食べたい気持ちがいったん落ち着きます」と尾形さんはアドバイスする。
もう1つのポイントは「減量」
この2つのポイントに加えたいのが「減量」だ。どの程度の減量が必要なのだろうか。
「現体重の7%の体重減少で肝細胞から脂肪が減少し、脂肪肝は改善します。つまり、体重80㎏の人なら5.6㎏以上の減量でOK。減量後のBMI※が25以上で標準体重にはなっていなくても、脂肪肝は改善することが報告されています」(尾形さん)
※BMI(ボディ・マス・インデックス:体重を身長の2乗で割った指数。標準値は22)
いまから取り組めば、4月からの新年度をより健康な肝臓と身軽な体で迎えることも可能かもしれない。この機会にぜひ、チャレンジしてみてはいかがだろうか。
(取材・文/石川美香子)
尾形 哲 医師
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