トヨタでは「頑張っている風」は評価されない

忙しく見える人ほどムダが多い!

トヨタでは「頑張っている風」は評価されないようです。(写真:AP/アフロ)
仕事ができる人、早い人には「段取りがいい」という共通点があります。前回記事に続き、トヨタが考える「7つのムダ」についてご紹介しつつ、それらを取り除くトヨタ流のすごい段取りについて『トヨタの段取り』(KADOKAWA)よりご紹介します。

 

仕事ができる人と、できない人とではいったい何が違うのでしょうか。ひとつには仕事におけるムダがどれほどあるかが影響しているはずです。

仕事上のムダにはさまざまなものがありますが、前回は必要以上の量の仕事をするムダ(「つくりすぎのムダ」)や、必要以上の物をもつムダ(「在庫のムダ」)についてお伝えしました。

これまで全3回にわたって取り上げてきた「7つのムダ」ですが、本日は最後の2つをご紹介します。まずは、チェックリストからやってみましょう。

☑必要なことがあれば、フットワークよく席を立つ
☑フットワークよく動いている姿は、頑張っていてよいと思う
☑デスクの電話は、利き手と同じ場所にある(右利きなら机の右側)
☑机の上には、今日1回も使ってないものがある。

工夫次第で動作のムダは半減できる!

ひとつ目は、「運搬のムダ」です。これは、付加価値を生まない歩行・モノの運搬・情報の流れのことをいいます。わかりやすい言葉でいうと、バタバタと行ったり来たりを必要以上に繰り返してしまっているということです。

具体的な事例で考えてみましょう。次の会議までの20分の間で、会議で使用する人数分のアジェンダ準備、出張申請の提出、部下の企画書の赤入れを行う必要がある場合、皆さんはどのような順番で仕事を進めますか。

実際の場面では、緊急性の高いアジェンダ準備から取り掛かる方が多いでしょう。アジェンダをプリントアウトして自席に戻り、次の作業に着手する。ここでは仮に、出張精算に取り掛かるとします。

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