ガルーを連れて家族旅行に行こうとすれば、場所が限られるうえに、物珍しさにすぐに人だかりになる。いつの間にか男一人、オス一羽で自然豊かな場所へと出かけることが多くなった。

雪の中のガルー(写真提供:げんさん)
犬もフクロウも人間も、同じ時間軸を生きる仲間
フクロウには、やはり自然がよく似合う。近所の神社や河川敷、紅葉狩りやソロキャンプ、ときには、ペット可カフェのテラス席まで、げんさんはガルーをいろんなところに連れて行った。もちろんフクロウを含む猛禽類を連れて外出する際は、飛んでいかないよう脚にロープをつないで係留するのが基本だ。

春、桜の咲く季節のガルー(写真提供:げんさん)

6月、アジサイの季節のガルー(写真提供:げんさん)
「万が一逃してしまったら、ニュースで取り上げられるような事態になりかねません。ペット用として日本で販売されているフクロウはすべて外来種なので、生態系を乱してしまう可能性があるんです。
ガルーと暮らし始めてから、自然や生態系について勉強するようになりました。犬もフクロウも自然の生き物たちも、僕にとっては『同じ時間軸を生きる仲間』なんです」
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