「自分の思い通りに過ごせる家がほしかった」…。50代で叶えた「自分ファースト」の住まい〜家族を支え続けた日々からたどり着いた私の選択
自分の思い通りに過ごせる家がほしかった
18歳から6年間、祖母から続く美容室(以下、サロン)の3代目として修行に出ていました。ですが、美容師という仕事柄、拘束時間が長く、出産しても子育てをしていく自信がなく……。
そのため、妊娠を機に実家に戻り、母と働くことになったのです。それから3年くらい経ったころ、私が小学生のときに父が建てた、寒かった古い家を建て直すことに。
新しく建てた母屋には、私、夫、子どもふたりの4人に祖母や弟、母の7人で住んでいました。大きめの家なので、ローンの金額は平均よりも多かったと思います。
そのローンは、当初母と分担して払っていましたが、8年後の借り換えの際に全額私が負担することに。それから母は、修繕費なども私が負担するものだと思っているようでした。
母屋が完成して数年は、きれい好きな祖母のおかげで快適に過ごせました。ですが、祖母が施設に入ってからはトイレやお風呂、キッチンなど水回りがどんどん荒れていったのです。


















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