にしおかすみこ「認知症、ダウン症」家族への思い 「看取りと仕事の両立は?」先のことはわからないまま
認知症の母は忘れるスパンが短くなってきた
2020年6月に実家に戻ったので、今で4年ほどが経ちました。
久々に戻ったら母の様子がおかしかった。調べてみたら認知症と診断されました。姉はダウン症。そこにしっかり者だった母の認知症が加わり、父は相変わらず酔っ払い。そして、私は一発屋。そんな家族での生活を2021年の秋から雑誌連載で書かせてもらい、書籍にもしてもらいました。
今回また2冊目の書籍を出していただいたんですけど、現状、家族それぞれ少しずつ歳は取ったものの、そこまで変わることなく暮らしてはいます。
母は忘れるスパンが短くなってきたのと、妄想が増えているのかなと。今でも電動自転車に乗ってるんですけど、自転車のスイッチは押し忘れてますし(笑)。
姉は私より一つ上なんですけど、ダウン症って歳を取るのが早いように思うので、もうおばあちゃんみたいに感じることもあります。できることでいうと、小学生くらいのことだと思います。
父は本当にマイペースで、自分の流れで好きなお店に飲みに行って、酔っ払って帰ってくる。そんな状況です。バタバタとしながらというか、ジタバタしながら暮らしているのが実際のところです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら