《YouTubeチャンネル登録者数32万人超》ピアニスト・石井琢磨が切り拓くクラシック界の「新時代」。最初の動画は再生回数わずか14回だった

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石井琢磨さん
クラシック音楽の魅力をYouTubeなどで伝えている石井琢磨さん(撮影:谷川真紀子)

“クラシック界の新時代を担う存在”として人気上昇中のピアニスト・石井琢磨さん。2020年に開設したYouTubeチャンネル「TAKU-音 TV たくおん」では、ストリートピアノやカフェでの即興演奏など体当たり企画で注目を集め、登録者数は32万人を超える。

今年6月には初の著書『これが規格外の楽しみ方! たくおん式なるほどクラシック』を刊行、クラシックの魅力を“自由に、楽しく”伝え続けている。ウィーン在住の石井さんが来日したのに合わせ、初心者におすすめの楽しみ方や、YouTubeで広がるクラシックの可能性などについて話を聞いた。

クラシックはビジネスパーソンにおすすめ

石井さんはウィーン国立音楽大学を満場一致の最優秀で卒業し、アルバム『Szene』(2023年)がオリコンなどのクラシック部門で1位を独占。CD発売を記念したツアーでは、サントリーホール大ホール公演がチケット発売3分で完売したという人気ピアニストだ。

「クラシックをもっと自由に楽しんでほしい」と語る石井さん。クラシック初心者が日常に取り入れるヒントとして「いちばん気軽なのはYouTubeや、Spotifyなどのサブスクリプションサービスだと思います」と勧める。

「たとえば『心が落ち着くクラシック名曲集』で検索すれば、1時間ほどのプレイリストが見つかります。それをBGMとして流してみると『クラシックっていいな』と感じられるはず。睡眠導入にもよく使われているので、その中で気になる曲があれば改めて聴いてみると、興味が広がっていくと思います」

また、作曲家に目を向ける楽しみ方もあるという。

「クラシックの魅力は、音楽の背景に触れられること。たとえば作曲家ロベルト・シューマン。彼はクララという女性を愛していましたが、彼女の父親に結婚を猛反対され、2年間も裁判で争いました。

ようやく勝訴して結婚が叶い、結婚式の前日にクララへ贈った曲が『献呈』です。そんな逸話を知ってから聴くと、愛の重みが一層伝わってくるはず。作曲家の人生を知ることで、音楽の楽しみ方はぐっと深まります」

【写真】インタビュー中も笑顔が絶えない!石井琢磨さん撮りおろしカットなど(7枚)
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