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USEN「店舗BGM」を選曲するクラシック音楽専門家 AIには真似できない人間の感性こそ大事に

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店舗や施設向けのBGMで国内シェア9割を握るUSEN。その選曲には深い知見がある。

USENの選曲チームでクラシックを中心に担当している大森有花さん。あらゆる楽曲を実際に聴いて選曲していく(記者撮影)
会社を動かすのは現場のビジネスパーソンだ。人気商品やサービスが生まれた背景、新たな挑戦の狙いとは。本連載では、その仕掛け人を直撃する。

朝のカフェで流れる爽やかなジャズ、大衆居酒屋を盛り上げる昭和のポップス、アパレルショップで都会的な雰囲気を演出するR&B――。

街を歩くと無意識に耳に入ってくるBGM。店舗や施設向けのBGMで国内シェア9割を握るのがUーNEXTホールディングス傘下のUSENだ。

USENは1961年に「有線音楽放送」として音楽配信サービスを開始。現在は全国約80万の店舗や施設にBGMを提供し、「邦楽☆ヒットパレード」や「ジャズ・スタンダード」といったテーマごとに編成されたチャンネルの数は1000以上にも上る。

実はこれらのチャンネルで流れる曲のほとんどを、人が実際に聴いて選んでいる。

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