70歳のアグネス・チャンさんが実践する「体と心に寄り添う食事」の中身――1日2食・肉をしっかり・血を巡らせる食事を大切にするワケ
脳の活性化にもなりますし、自分自身の「今の状態」に目を向けるいい機会になります。
ちなみに、わが家では、子どもたちが小さい頃から、あまり生活のルールで縛ることはしていませんでした。
私は、生活のあらゆる場面で「自分で選ぶ」ことを大切にしてきました。でも、「今日、何が食べたい?」とただ聞くだけでは、うまく答えられないでしょう。
今日は冷蔵庫に何があるか、昨日は何を食べたか、明日は外食の予定があるか――そんな関連情報を与えてあげると、子どもは少しずつ自分が食べたいものを選ぶことができるようになります。
例えば、子どもがアイスを選ぶとき。私はいつも自分で選ばせました。そして、もしその味が気に入らなくても「ママのと交換する?」と言わずに「最後まで食べなさい」と言いました。
すると、次に選ぶときはよく考えるようになるし、他の人にひと口もらって味を確かめる工夫もするようになります。そうして少しずつ、失敗しない選び方を身につけていくのです。
起きる時間や勉強する時間も、なるべく自分で判断させるようにしていたんです。
「今日はやりたくない」という日もある。でもそれをどう扱うか、自分で選ぶ力を育ててほしかった。そうやって、自分の中で「何を選ぶか」を繰り返していくことで、判断力や自律性が育っていくのだと思います。
私が子育てで大切にしてきたのは、「そのとき、その場の状況に合わせて、自分で考えて行動する力を育てること」。予定通りにいかない日があっても、そこでイライラするのではなく、「じゃあどうしよう」と柔軟に対応できる力。
周囲の状況に合わせて、臨機応変にやるべきことを組み立てられる力を鍛えておけば、チャンスをつかみやすくなり、困難にも柔軟に対応できる。
私はそう信じてきました。
実際に子どもたちは今、それぞれが自分がやりたい仕事を十分に謳歌しています。
そして今、自分自身の食事についても、「毎日これを食べる」と決めつけない柔軟さを大切にしています。体の声を聞きながら、その日の気分や状況に合わせて変えていく。それが、今の私の食事スタイルです。
「巡り」を良くする食べ方を
健康の大前提として、私が一番大切にしているのは体の中の「巡り」です。とくに、「血液の巡りをよくすること」。血液は、栄養も酸素もホルモンも、体のすみずみにまで運んでくれる、大切な“流れ”です。
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