たまった《脳の疲労》を解消! カギを握るのは「積極的休息」と「消極的休息」の上手な使い分けだった

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体を動かして、好きなことをするのです。ゴルフに行ったり、ジムに行って汗を流したり。運動があまり得意でない人は、趣味のイベントに出かけたり、気の合う友人と会って食事をしたり。

なんでも構いません。重要なのは、体を動かすことによって自律神経を整え、脳を休めることにあります。

「心からやりたい」と思えることでないと意味がない

『働きすぎで休むのが下手な人のための 休息する技術』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ひとつだけ注意したいのは、アクティブレストが有効だからといって、それ一辺倒にならないことです。

大切なのは、自分が心からやりたいと思えることや楽しいと感じることをするのであって、気乗りしないことやつまらないと感じることを嫌々やっても意味がありません。

それではかえって、脳疲労を蓄積させることになるでしょう。本末転倒にならないように、ご注意ください。

また、先ほども触れたように、体調の悪さを自覚していたり、極度の肉体疲労を感じていたりしているときは、パッシブレストを優先しましょう。

ヘトヘトで週末を迎えたら、土曜日をパッシブレストに充て、回復が実感できたら日曜日はアクティブレストに切り替える、というのが理想的なバランスです。

何事もメリハリが重要ということを肝に銘じましょう。

菅原 道仁 脳神経外科医・菅原脳神経外科クリニック院長

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すがわら みちひと / Michihito Sugawara

1970年生まれ。杏林大学医学部卒業後、緊急脳疾患を専門として国立国際医療研究センターに勤務。2000年、脳神経外科専門の八王子市・北原国際病院に15年間勤務し、日々緊急対応に明け暮れる。その後、2015年6月に菅原脳神経外科クリニック(東京都八王子市)、2019年10月に菅原クリニック 東京脳ドック(港区・赤坂)を開院。その診療経験をもとに「人生目標から考える医療」のスタイルを確立し、心や生き方までをサポートする医療を行う。脳のしくみについてのわかりやすい解説は好評で、テレビ出演多数。著書に『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)、『成功する人は心配性』(かんき出版)などがある。

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