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「ガチャ」「匿名つぶやき」「ドット絵自撮り」Z世代を惹きつける“不完全”コンテンツの中身

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  • 原田 曜平 芝浦工業大学デザイン工学部UXコース教授
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芝浦工業大学建築学部建築学科4年 池田優太郎(上写真)、芝浦工業大学建築学部建築学科3年 黒澤心音、芝浦工業大学附属高校3年 菅野千宙、芝浦工業大学附属高校3年 石津樹

Z世代の心を掴んでいる共通項は「不完全さ」や「ゆるさ」が生む余白の魅力だ。彼らはすでに完璧な製品より、少しの隙や予想外の展開があるほうが面白いと感じる。

企業にとっては、単に洗練された機能やコンテンツを提供するだけでなく、ユーザーが「あえて余白を楽しめる」仕掛けを用意することが重要になってきている。商品にサプライズ要素やカスタマイズ性を持たせたり、ゆるく共感し合える場を提供するなどの工夫も有効だ。

デジタルネイティブであるZ世代は常に大量の情報に晒されているからこそ、自分のペースで想像を巡らせたり、肩の力を抜いて付き合えるコンテンツに魅了されるのだ。完璧すぎないことがむしろ価値になるーーそんなパラドックスを理解することが、Z世代を動かすビジネス戦略のヒントになるだろう。

Z世代に響くマーケティングとは?

現役大学生・高校生のレポートはいかがでしたでしょうか?

何が当たるかわからないガチャガチャ的な推し活アイドルキャラ、本題である天気予報と関係なく好きなことをつぶやくことができるサイト、ゆるく懐かしいキマリ過ぎていない自己表現……。いずれも現代社会とは少し離れた位置にある、一見、時代錯誤とも言える商品やサービスといえるでしょう。

AIが進化して精度が上がるほど、逆に生み出し難くなるであろうこの「余白」を、日本企業がどれだけ理解できるかが、今後のZ世代マーケティングの成否を決めるかもしれません。

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