「思春期の娘が猛反対」「子が巣立つまでは別居婚」4年越しで“お互い再婚”夫婦が《過去の反省》を活かし今の幸せをつかむまで

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今回は“お互い再婚”の晩婚さんにお話を聞いた(イラスト:堀江篤史)

人は何歳からでもやり直せるし、結婚をはじめとする親密な人間関係によって幸せになれる――。

35歳以上で結婚(再婚を含む)した人たちのエピソードを10年以上にわたって取材している本連載から得た確信だ。今回登場してくれる2人も例外ではない。

毎晩の相談電話が発展して交際へ

愛知県の海沿いにある和食店で筆者が向かい合っているのは、経営者の太田孝さん(仮名、57歳)と由加里さん(仮名、47歳)。

孝さんはこの町では有名な飲食店の2代目だが、威張ったところはまったくない。見た目は年相応ながらも、話し始めると若者のような謙虚さと軽やかさを感じられる。

妻の由加里さんは好奇心と優しさが混じり合って爆発したような女性で、生き生きとした目が印象的だ。

インタビュー協力を依頼すると即座に応じてくれたが、席に着くとやや緊張気味に並んで2人同時にモジモジしている。結婚してそろそろ丸4年だというが、初々しさは抜けていないようだ。

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