「思春期の娘が猛反対」「子が巣立つまでは別居婚」4年越しで“お互い再婚”夫婦が《過去の反省》を活かし今の幸せをつかむまで

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高校卒業までは反抗期が続いていた由加里さんの長女は成人した今では人が変わったように落ち着き、医療系の公務員として仕事に励んでいる。

由加里さんの子どもが巣立つまでは別居婚だった2人も2年前に同居を実現した。その新居に併設して、老若男女を歓迎するような飲食店を作った。孝さんではなく由加里さんの発案である。

自分の店の切り盛りは社員に任せられるようになった孝さんは由加里さんをフォローする姿勢を崩さずに厨房で働いている。

「僕は自宅でも低姿勢です(笑)。と言っても、由加里ちゃんの先回りをして家事をすればいいだけ。下働きだった若い頃を思い出しています」

家族をはじめとする人の世話をずっとやってきた由加里さん。頼られて感謝されることは喜びだが、疲れて果てそうなときもあった。今では10歳年上の尊敬すべき夫が優しいお母さんのように公私を支えてくれている。

頼り、感謝する日々。やっぱり人は何歳からでも幸せになれるのだ。

本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。
大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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