「まるで無限城!」 『鬼滅の刃』の舞台地とされる《本物そっくりな旅館》が凄すぎた…「鬼滅」を100倍楽しむための“舞台地トリビア”

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「大川荘」は、芦ノ牧トンネル出口からすぐの川、その名も「大川」に面した歴史ある旅館です。特に、露天風呂『四季舞台たな田』は絶景で、ぜひおすすめしたいお風呂です。

大川荘
こちらが「まるで無限城」と言われる「大川荘」の浮き舞台(筆者撮影)
大川荘
絶景が自慢の大川荘の「棚田露天風呂」(写真:芦ノ牧温泉 大川荘提供)

見どころ満載な「大川荘」

聖地巡礼
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筆者が訪れた6月のとある週末も、写真を撮る観光客のファミリーやカップルの姿を見かけました。ホテルの広報担当者に話を聞くと、コスプレイヤーや、台湾など海外からの観光客が多く来訪するのだとか。

ロビー中央にある、赤い絨毯が敷かれた「浮き舞台」の周囲には、個室の食事処やティーラウンジが配置されていて、落ち着いた空間です。平日の一部を除き毎日、夕方になるとこの舞台で三味線の実演が行われ、宿泊客に幻想的なひとときを提供しています。

大川荘
下から見るとこんな感じ(筆者撮影)
大川荘
「浮き舞台」の周囲には、写真のティーラウンジなど、それぞれ趣向の違う落ち着いた空間が広がっています(筆者撮影)

ちなみにこの実演は、『鬼滅の刃』よりもずっと古く、既に30年以上続いている館内で人気の催しです。

会津鉄道に乗ってさらに北上すると、20分ほどで会津若松駅に到着します。東北屈指の城下町で、2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台地となった名城・鶴ヶ城があります。

映画の公開によって、より鮮明に描き出される『無限城』の世界観。物語への没入感とともに、「聖地」の盛り上がりがますます高まることが期待されます。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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