「まるで無限城!」 『鬼滅の刃』の舞台地とされる《本物そっくりな旅館》が凄すぎた…「鬼滅」を100倍楽しむための“舞台地トリビア”

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続いて東京浅草・吉原へ。東武スカイツリーラインの起点である浅草は、炭治郎が家族の仇である「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)」と初めて出会う場所です。

隣接する吉原とともに、2021年に放送されたテレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』では、実在の地名とともに登場しますので、聖地巡礼の地としては正統派であると言えるでしょう。

吉原は、放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でも、主人公蔦屋重三郎の活躍した舞台地として登場しましたが、『鬼滅の刃』で描かれた時代は、もう少し時代が進んだ大正時代と言われています。

アニメでも登場したメイン通り「仲之町通り」の両側には、吉原に住む鬼、「妓夫太郎(ぎゅうたろう)」と「堕姫(だき)」の兄妹がいたとされる遊郭が立ち並んでいました。

町の中心にある「吉原神社」には、テレビアニメ放送以降、ファンが御朱印などを求めて聖地巡礼していましたが、今年は『べらぼう』効果でさらに多くの観光客を集めています。

吉原
東京・浅草。ここで炭治郎は、家族を殺した“鬼のにおい”を嗅ぎつけます(筆者撮影)
吉原
「吉原神社」の境内にある弁財天(筆者撮影)

作中でキーになる「藤」の名所といえば

続いて、東武スカイツリーラインを北上し、栃木県の足利市へ。「あしかがフラワーパーク」は、「世界の夢の旅行先10カ所」(2014年・CNN Travel)に日本で唯一選ばれた観光名所です。

季節の花が年中咲いており観光客に人気ですが、特に4~5月頃に見頃を迎える、樹齢160年以上とされる藤の花は、「奇跡の大藤」と呼ばれています。

藤は、作中で「鬼」の嫌う植物としてたびたび登場します。鬼殺隊のメンバーになるための最終選別の地が、藤が一年中咲き乱れる「藤襲山(ふじかさねやま)」です。

あしかがフラワーパーク
色とりどりの花が迎えてくれる「あしかがフラワーパーク」(筆者撮影)
あしかがフラワーパーク
筆者が訪れたときにはペチュニアが満開でした(筆者撮影)
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