そのような中でも、これまで「聖地」として有名になった場所や、今回公開される新作の中で話題になるであろう地域を紹介します。
公式も認めた「主人公たちの出身地」
最初に紹介するのは、作品のルーツとして知られる東京都奥多摩町の「雲取山」です。
埼玉県と山梨県にまたがり、東京都最高峰の標高2017メートルであるこの山は、炭治郎と妹・禰豆子の出身地とされています。
アニメ第1話の冒頭シーンから登場し、出身地として公式に発表されていることから、「鬼滅」ファンにとって憧れの地となっています。ただし、実際に登るのは大変なようで、本格的な登山の準備が必要とのことです。
それもそのはず、雲取山は、古来「山岳信仰」の対象とされた山であり、修験者が修行に訪れる霊場として知られています。

雲取山をはじめとする東京都西部から神奈川県北部の山岳地域には、他にも、人気キャラクターである「伊之助」が育ったとされる「大岳山」(1266メートル)、鬼を退治するための組織・鬼殺隊「霞柱」の「時透無一郎(ときとうむいちろう)」の出身地とされる「景信山」(727メートル)、そして同じく鬼殺隊「岩柱」の「悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)」のゆかりの地とされる「日の出山」(902メートル)などがあります。
修験道の地が、「鬼滅」ストーリーのルーツとなっているのです。

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