私は、貯蓄をせずに公的サービスを頼れ、と言いたいのではありません。
貯蓄があまりない人でも、意外となんとかなる、と言いたいのです。
老後資金はあるに越したことはありませんが、決して備えすぎる必要はないのです。
老後の心配ばかりして、元気なうちに人生を楽しまないなんて、これほどもったいないことはありません。
現在の日本において「過剰な老後資金」は必要ないと、日々いろいろな高齢者と接している私は感じています。
お金の心配よりも、大切なのは「知識」と「準備」
過去には「老後は1億円かかる」という言葉が一人歩きしたこともありました。
しかしそれは、公的年金などを計算に入れず、ある程度豊かな生活を送ろうとする場合です。
金額だけに踊らされて闇雲に貯蓄に励み、人生を楽しまないのでは本末転倒です。
それよりも、介護サービスなどについての知識をつけて、
・どんな施設があって、費用はどのくらいかかるのかを調べる
・施設の見学に行ったり、地域包括支援センターなどで話を聞いてみる
といった「準備」をしておくことが大切です。
そうすれば「老後資金なんて、最低限あればいいじゃないか」という結論に達する人も多いと思います。
いたずらにお金の心配ばかりするのではなく、「知識」と「準備」で「幸せな老後」に備えましょう。
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