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キャリア・教育 #「おふたりさまの老後」は準備が10割

「金なし老後」でも意外になんとかなる"知れば安心"納得の訳「金額に踊らされる」より「現実」を知ろう

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  • 松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家
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「そんなにギリギリの生活をして、認知症などでひとりで生活できなくなったらどうするの?」という人もいるでしょう。

実際のところ、とくに地方であれば「サ高住」(サービス付き高齢者向け住宅)やグループホームも、それほど高額ではありません。

ちなみに「サ高住」は安否確認や生活サポートサービスの付いた賃貸住宅で、居室はワンルームマンションのようなつくりになっています。

グループホームは一軒家に個室があるタイプで、スタッフが常駐して生活をケアしてくれます。

収入や貯蓄が多すぎると「施設費用」が高くなることも

現在Fさんは施設で暮らしていますが、その費用は年金で十分賄えています。

高級老人ホームというわけにはいきませんが、Fさんのようにギリギリの生活をしていても、なんとかなってしまうのが現実です。

具体的には、ひとり暮らしが難しくなったら、安価な老人ホームや「サ高住」、グループホームなどに入居し、介護度が高くなると特養(特別養護老人ホーム)や療養型の病院などに移ることになります。

ちなみに、特養は公的な介護保険施設であるため、費用が安いことで知られていますが、利用者の負担額は収入と預貯金によって変わります。

つまり、収入や預貯金が少ないと安価で入居できますが、収入や預貯金が多いと費用は跳ね上がります。

実際に、公的年金のほか個人年金保険などで手厚く備えて収入を増やした結果、安価なはずの公的施設の利用料が高額になってしまうという例も少なくありません。

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【過剰に備える必要はない】

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