上記同様に知的好奇心や行動力の欠如の表れとともに、40代の仕事にも通じる企画力や創造力の欠如にもつながる。毎日同じ電車の同じ場所に乗って通勤し、同じ仕事を繰り返すようなルーチンからは創造力も何も養えない。自らの人生に変革を起こす気概と志は40代の仕事にも通じる大切な能力だ。
学校や職場という人工的に与えられた環境でしか人間関係の構築ができず、「裸の一個人として付き合いたいと思えるヒト」と周りに思ってもらえないことの表れであり、人間力のなさの典型的な事例だ。肩書や勤務先の魅力と自分個人の魅力を勘違いしてはいけない。新たな出会いのなさはそのまま自分の魅力や行動力の欠如の表れだ。
ヒトとして成熟していないから、自分との対話やじっくりと思考する時間を持つことができない。暇があればスマホに手が伸びたり、「いつものメンバー」で集まって騒いで同じことや会話を繰り返す「ループ型人間」に人間力がないのは火を見るよりも明らかだ。創造力や企画力は自分と対話できる孤独時間から生まれるものだ。
20代よろしく、「自分しか見えていない」ことの典型。周囲を支え、引っ張るという概念も、自分を今まで支えてくれた組織やコミュニティ、社会に対しての恩返しや貢献という視点に欠けていることの表れであり、そのまま人間力のなさ以前に視野の狭さを表している。
もちろんこれ以外にも多々あり、上記はあくまでも一例に過ぎないのだが、これらに当てはまる40代のビジネスパーソン読者は、繰り返しだが危機感を覚えてほしい。
人生をより楽しく、前向きなものにする備えにもなる
仕事をするうえで、というだけではなく、より長期の目線にたったとしても、現役ビジネスパーソンとしての一線を退いた後の人生にも通じることは容易にわかるだろう。
要はこれらを行うことは、自分の人生をより楽しく、前向きなものにする備えでもある、ということだ。
20代や30代は仕事や仕事場において成長をし、仕事や仕事場が成長の主戦場だ。
一方で40代およびそれ以降は仕事場ではなく、仕事から離れた時間こそが成長の主戦場だ。
つまり、40代以降での成長は自分自身にかかっている、ということだ。
生き方や知的インプットのやり方。すべてが自分次第なのだ。
自分次第だからこそ、その後の仕事にも人生にも大きな違いが個々人で出てくる、ということになる。
人間力を高める。
個々人の責任の下行うこの行為は、40代の必須科目だと心得よう。
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