富士フイルム「レトロ風カメラ」の意外な魅力 レトロなデザインと癖のある操作性

✎ 1〜 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
2015年6月に発売された、富士フイルムのミラーレス一眼カメラ「X-T10」
当連載は、スマートライフを実現するためのガジェットを紹介するコーナー。ここで紹介する商品は、筆者が実際に使用した(している)ガジェットの中から、「いいもの」だけを厳選している。当該企業から広告費などはもらっていない、中立なレビュー記事である。

 

今回のスマートレビューは、富士フイルムのミラーレス一眼カメラ、X-T10がテーマだ。入手場所は、ロサンゼルスで行われたアドビシステムズのイベント「Adobe Max 15」。この場で、富士フイルムは、2015年6月にリリースされたカメラを、6000人を超える参加者全員に配ったのだ。

ちょうど今年は画像編集アプリケーション、Adobe Photoshopの25周年。最新のPhotoshopは3Dモデルにまで対応しているが、基本的な画像編集であれば、筆者の古い2012年モデルのMacBook Proでも軽快に動く。

しかも、そのワークフローはiPhone、iPadへと拡がっている。モバイルとデスクトップをクラウドで結ぶ、アドビシステムズの最新のクリエーティブ体験を試すうえで、写真は絶好のテーマであり、その入力手段を配ったのは非常に納得感が強かった。

光学メーカーが送り出す優秀な弟分

上の画像をクリックするとアマゾンの特設サイトにジャンプします

富士フイルムは2012年にX-Pro1を発売し、Xシリーズを進化させてきた。既に交換レンズも充実しており、しかも一つひとつにこだわりが感じられる、魅力的なプラットフォームといえる。今回使用したのは、ブラックボディのX-T10だ。

1年前に登場し、現在もファームウェアのアップデートで進化を続けるX-T1の廉価モデルという位置づけだ。防塵防滴機能がない点、連写機能が劣っている点、そして電子ビューファインダーがX-T1に劣る点、そして光軸上に三脚穴がないなどの制約がある。本格的な撮影には、コストを足してもX-T1を選んだ方がよい。

次ページ弟分とはいえスペックは強力
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事