「どう見ても50代後半…」婚活現場で"若く見られる"と自己アピールする人の「見た目」問題。実は年相応か上に見えるという"残酷な現実"も

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ところが、面談にやってきたよしみつは、どう見ても50代後半。場合によっては60歳を越えているようにも見えた。面談シートに年月日を記入してもらったところ、“49歳”。正真正銘、40代だった。

それでも、肌の質感、顔立ちの輪郭、服装の雰囲気、全体から漂う雰囲気が、どうしても実年齢より上に見えた。

面談の席に着いたよしみつは、唐突に筆者に向かって、こう問いかけてきた。「私は、いくつに見えますか?」。

正直に「50代後半でしょうか」と見た目通りに答えれば、角が立つのは明らかだ。そこで、筆者は慎重に言葉を選んで言った。

「そうですね、年相応かと思いますよ」

ところが、よしみつは不満そうな表情を作り、少し語気を強めてこう返してきた。

「そうですか? 私は周りから“30代後半のアラフォー”ってよく言われるんですよ」

いったいどこの“周り”がそんな評価をしているのか。職場の後輩? 取引先の相手? お世辞を言ってくれる接客業の女性たち? あるいは誰にも言われていないのに自分だけの思い込みか?

よしみつは続けた。

「子どもがほしいので、お相手は30代後半の女性が理想です」

そこで、筆者は言った。

「若く見られるのはよいことなのですが、婚活は実年齢での勝負になります。30代後半の女性と結婚できる可能性はゼロではないですが、かなり厳しいと思ってください」

この言葉に憤慨したのか、結局は入会せずに帰っていった。

写真とはまったくの別人でした

また、婚活市場ではよくある話なのだが、お見合いサイトのプロフィール写真が実物よりもはるかに若々しく写っているものを掲載している。その結果として、お見合いの場で実際に会ってみると、「えっ? 本当にこの人があの写真の人?」と驚いてしまうようなケースが少なくない。

写真の印象と実物とのギャップに戸惑い、お見合いが始まる前から気持ちが引いてしまうこともある。そんな現実も、婚活の現場ではたびたび起こっている。

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