「牛乳をください」言葉の教育
私は、幼い息子たちが食卓で「ママ、牛乳!」と言うと、「はい。牛乳がなに?」と聞き返すようにしていました。
息子たちは「牛乳をください」と言わないと通じないことを学びます。私はそれを、礼儀を教えることだと考えていました。欲しいものがあるなら、「ください」と言いましょうねと。
世の中には、「牛乳」と言うだけでコミュニケーションが成り立つ家庭もたくさんありますよね。飲食店で注文する際も、「ビール」「刺し身盛り合わせ」とだけ言う人もいます。
もし私が店員だったら「刺し身盛り合わせがなんでしょう」と返すと思います(笑)。
本書を読みながら、私が息子たちにしていたのは、お行儀のしつけだけでなく、『欲しい』という意思表示を明確にしなければ相手に伝わらない、という訓練でもあったのかもしれないと気づきました。



















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