ひろゆき「日本語が読めない日本人が多すぎる」 フジテレビ、斎藤知事問題「誤読社会」の副産物

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えんぴつ 原稿用紙 文字 練習
日本人なんだから、日本語がきちんと読めて当たり前、と思い込んでいないでしょうか(写真:genzoh / PIXTA)
突然ですが、あなたは教科書を読めますか?
教科書くらいは読めるに決まっているだろうという人が大半ではないでしょうか。
でも実は、多くの日本人が、教科書さえきちんと読めていない。そんな衝撃の結果が、50万人以上が受検したリーディングスキルテストの結果から見えてきました。
30万部超のベストセラーとなった『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の待望の続編となる『シン読解力』では、シン読解力(教科書を正確に読み解く力)と学力やビジネスとの関係を明らかにします。
教科書を読めないということは、新聞や社内資料、ウェブ記事などを正確に読む力も心許ないということ。
「日本人の貧困なシン読解力が、ネット社会だからこそ浮き彫りになった」と指摘するひろゆき氏に、日本人のシン読解力について聞きました。

実は日本語が読めていない日本人

Xやヤフーコメントを見ていると「誰が見ても誤読しているけど、本人は気づいていないんだな」という人を結構見かけます。

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誤読を指摘する人よりも、誤読をしている集団のほうが多くて、みんなで誤読をし続ける、みたいな感じです。

自分の日本語能力を客観視したことって、ないですよね。日本人同士では、「あなた、話すのが下手だね」とは言うけれど、「日本語が下手だね」とはあまり言いませんよね。

「日本語が下手」というのがどういうことなのかを客観的に示すことができないと、ただ相手の悪口を言っているだけにも聞こえてしまいます。

本書の中で、タレントの武田鉄矢さんが、日本語の文章を読み違えたのにそれを認められなかったという例が出てきます。

自分は日本語がうまいと思っているけれど、実は日本語が下手な日本人は多い。

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