ひろゆき「日本語が読めない日本人が多すぎる」 フジテレビ、斎藤知事問題「誤読社会」の副産物

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一般の人の「シン読解力」のレベルは実はそんなに高くないんですよね。

小学校低学年レベルでも理解できる文章を書かないと、誤読されてしまい、本質とは違うところで、面倒なことになるという状態だと思います。

この記事にも、最初に「シン読解力」の問題を掲載して、「これを迷わず解けた人は、読まなくてもいいです」と書いてもいいかもしれない(笑)。解けない人が結構多いと思うんですよね。

文法の細かい部分を理解していない人が多いんだと思います。

口頭で会話している場合は、引っかかる点があると、相手が表情に出すので、それを見て補足したり、相手のレベルに合わせて言い直したりすることをやります。

でも、SNSの世界になって、リアルなコミュニケーションのように相手の表情や反応を見ながら言葉を修正できない状態だと、誤読したままになってしまいます。

そして、相手の誤読が、文法理解の能力が欠落しているからだということに気づかないまま、「たまたまミスしたんだね」「この分野に関してわかっていないよね」というふうに誤解しているんだと思います。

誤読のフジテレビ問題と斎藤知事問題

そもそもちゃんと理解する気がない、という問題もある気がします。

例えば、中居正広さんの女性トラブル問題は、フジテレビの社員が関与していたとされていたものが、実は、中居さんが女性に対して「2人だけどうちに来る?」と聞いて、女性が中居さんの家に行ったという話が出ていますよね。

だとすれば、2人きりの家に自分から行ったという見方もでき、必ずしも「フジテレビ社員の斡旋」とは関係ないんじゃねっていうのが僕の理解なんですけど、日本中なぜか「社員が斡旋した」と騒いでいるんですよね。

兵庫県の斎藤知事のパワハラで職員が自殺したとされる問題においても、はっきりとしてなくて、グレーな部分が多いということですよね。

もちろん、私には事のすべてはわかりませんが、みんな、ちゃんと文章を読んで理解しようという気がなかったり、イメージだけで騒いでいるのではないでしょうか。

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