「クサウマの豚骨スープを追求」→「美味しくなったが、熟成臭に苦情が出るように…」 中野の人気豚骨ラーメン店《移転します》投稿の"真相"

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豚骨ラーメン店「移転投稿」の真相は?(筆者撮影)

豚骨ラーメン。

福岡県久留米市発祥で、それが九州エリアに少しずつ広まっていき、「一風堂」「一蘭」などのチェーン店の拡大もあり、一気に全国区になった。テイストアトラス(TasteAtlas)が2023年に発表した「世界で最高のスープ100」では日本の豚骨ラーメンが第1位に選ばれ、世界最高のスープとしても評価されている。

このように豚骨ラーメンはチェーン店を中心に海外にも広がっているが、一方で本場感あふれる“クサウマ系”のお店はなかなか広がらない。実は、拡大を続けるお店は豚骨の熟成臭を抑えているところが多い。豚骨ラーメンの独特の臭みが苦手という声は大きく、できるだけ臭みを抑える方向で博多豚骨ラーメンは全国に広がってきた歴史があるのだ。

昨年8月の本連載でも「『クサウマい』博多ラーメンが東京で増えない理由」として、豚骨ラーメンの実情について取材した。

【画像10枚】「塩豚骨ラーメン」や、二郎×家系の「まるじろう」など…「箕輪家」の絶品メニューはこんな感じ

円熟味が出てきたタイミングで…突如の「移転」発言

その中で、東京・中野にある人気ラーメン店「箕輪家」が窮地に立たされている。

箕輪家の外観。中野の中心街にある(筆者撮影)
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