「この場所で、たくさんのお客様に支えられながら、3年目にしてようやく最高益を出すことができました。中野の地元のお客様、中野で働く人たち、そして中野の外から来てくださる方々。
僕たちは今、ようやく『知ってもらえてきた』と実感できるようになりました。だからこそ、この場所で続けたいという気持ちは本物です。
今は、地域の方に迷惑をかけない形を本気で模索し、必要であればお金をかけてでも改善策を講じて、それでも解決できない場合は、中野内で移転も視野に入れるという考えです。逃げずに、向き合う。それが今の僕たちの覚悟です」(丸山さん)
店頭に張り出された丸山さんの「想い」

4月19日には丸山さんの投稿を見た物件のオーナーが、店にラーメンを食べに来てくれたという。一言、「うまいじゃん」という言葉を残して背中を押してくれた。現在、店頭には丸山さんの想いが貼り出されている。

箕輪家のラーメンは「熟成豚骨」というスープでできています。
従業員一同、命を削る思いでたどり着いたスープです。
これが、店の外まで香る…いや、臭うことがあります。
この香りが好きだという方もいれば、正直、苦手という方もいると思います。
本当に申し訳ありません。
たくさんのご意見を受け止め、現在、ダクト工事やフィルターの設置など、
臭いの軽減に向けた改善を、試行錯誤しています。
葛藤です。この臭いを抑えすぎてしまうと、
あの一口目の衝撃、旨さの核心が、消えてしまう。
この味が好きだ、うまいと言って来てくれるお客さんがいる。
僕たちは、地域の皆さまにも心から応援していただける店であるため、
絶対にあきらめず、企業努力を続けてまいります。
「この匂いも含めて、箕輪家だよね。」
言っていただけるよう誠心誠意向き合っていきます。
どうか、これからの僕たちにもご期待ください。
ラーメン箕輪家 店主・丸山紘平

まずは5月1日にダクト工事を行い、様子を見ながら営業を行う。
今回のニオイの問題で、改めて地域に愛される大事さを噛みしめた「箕輪家」。クサウマを諦めずにぜひもっと中野で愛されるお店に成長していってほしい。

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