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《ブームから10年》「一流シェフの料理を立食で安く食べる」で一世を風靡した「俺のフレンチ」。最新店舗を訪れて知った意外すぎる"現在の姿"

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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建物2階にある広々とした店内はテーブル席が中心に配置される。同店はかつての「俺の」のようなスタンディングスタイルではない。全席、ゆったりとくつろげるイスが置いてある。 

テーブルごとにすだれで仕切られていたり、フロアの半分を分割できる扉があったりと、店全体が大人数の宴会向に適したつくりになっていた。店内は最大44人の貸し切りが可能だという。

実際に、筆者が訪れたのは金曜、しかも年度末だったこともあり、会社の宴会や送別会と思われる会があちこちで行われていた。 

そうしたグループは飲み放題付きコースを頼んでいるようだった。リサーチ目的の筆者は2名で訪れたのでアラカルトで数品頼んでみた。 

原価率90%超えで1980円だったロッシーニは現在3980円 

同店は店名に「GRILL&WINE」を冠するようにグリル、炭火焼きによる肉料理とワインが主役だ。 

「俺の」の絶対的エース、「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ~トリュフソース~」(筆者撮影) 

メニュー表におすすめとある「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ~トリュフソース~」3980円(税別、以下同)。昔から「俺の」のシグネチャーとして知られる一品だ。 

時代による物価変動もあるので単純な比較はできないが、創業当時は1980円だった。1980円だったロッシーニは原価率90%超えと言われ、全メニューの中でもずば抜けて高く、儲けの出ない広告代わりの商品として機能していた。 

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