《ブームから10年》「一流シェフの料理を立食で安く食べる」で一世を風靡した「俺のフレンチ」。最新店舗を訪れて知った意外すぎる"現在の姿"

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あれから10年以上(「俺のイタリアン」1号店が2011年オープンなので、より正確には14年程度?)が経った。いつもの間にか行列はなくなり、以前ほど「俺の」の名前を聞くことも減った。

とはいえ会社はまだまだ健在だ。「俺の」シリーズはイタリアン、フレンチ以外にも和食や焼鳥、ベーカリーカフェ、ジャズの生ライブのレストランなど業態は多角化。2018年にファンドの傘下となった。 

2022年には創業者の坂本氏が逝去。直近の2024年7月にはネクスト・キャピタル・パートナーズ株式会社が同社の株式を譲り受けたと発表した。さらに同年11月には飲食店を展開するオリーブ株式会社と合併し、グループ全体で約70店舗の飲食店を展開する。 

いま「俺の」はどうなっているのだろうか。そんな折、今年2月末、秋葉原に新店舗「俺のフレンチ GRILL&WINE」がオープンしたという。「俺の」の現在の姿を見るべく筆者は店に足を運んだ。 

「俺の」の象徴だった立ち食いスタイルも今は昔、全席着席に 

秋葉原駅近く、大衆居酒屋が多く並ぶ通りの2階にオープン(筆者撮影)

 そんなこんなで秋葉原「俺のフレンチ GRILL&WINE」へ。この日は団体客が多く、店内での撮影は憚られたので内観は食べログから公式写真を拝借した。

程よく高級感がある、でもそこまでではない雰囲気(出所:食べログ) 
 立食形式ではなくなっている(出所:食べログ) 
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