《女優→一般企業の会社員》片瀬那奈さん「金曜の夜の解放感が…」異例の転職3年目の"超リアルな日常"

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担当業務のひとつ、衣装のリースやレンタルを希望するスタイリストの対応では、かつての知人とも"再会"を果たす場面がある。

「芸能界に入ってまもなかった10代の私を知っている方もいて、当時はアシスタントだった方が、いまや大御所になっているんです。対応しながら『あの頃、一生懸命だった人が活躍しているんだな』と、うれしくなります」

目標は「定時退社」のセカンドキャリア

会社員として、表向きに名の通っている芸名「片瀬那奈」と、本名を使い分けている。

そのために、衣装を引き取りに訪れたスタイリストからは「えっ、ここで働いてるの!?」と驚かれる機会も。

ただその後、「昔から知っている仲だし、頼みやすい」として、リピートにつながることもあるそうだ。

同世代をはじめ、自身の生き方が誰かの背中を押す「エールになれば」と(撮影:今井康一)

「雑誌やテレビなどの現場では、スタイリストさんが衣装提供の会社に足を運んで衣装を引き取り、撮影が終わったら返却しにくるんです。

急に衣装が必要になるケースがあるのもわかりますし、フレキシブルに対応できるようにしていて、『那奈ちゃんだから頼みたいんだけど、今すぐ行ける?』とお願いされて『大丈夫です』とすぐ言えるのは、過去の経験があったからこそです」

かつて培ったつながりも糧に、慌ただしくも充実した日々を邁進する片瀬さん。

目標は「定時退社」で「効率よく仕事をすすめるように」と意識していても、「まあ、毎日定時に帰れるわけではないんですけどね」と、苦笑まじりにポツリと続ける。

いわば「セカンドキャリアを選んだひとり」として、みずからの近況を語る片瀬さんの嬉々とした表情すべてが、「人生に正解はない」という言葉そのものを物語っていた。

*【あわせて読みたい】
片瀬那奈さん「すべてをリセットしたかった」「会社員となった今が幸せ」30代で芸能界を離れた《"大転換"人生》の真相
カネコ シュウヘイ 編集者・ライター

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Shuhei Kaneko

1983年11月8日生まれ。埼玉県出身。編集者・ライター。成城大学文芸学部卒。20代後半に自動車系雑誌の編集プロダクションから独立。以降、フリーランスとして活動を続ける。ライブへ月4〜5回通うほど根っからのアイドル好きが講じて、2014年頃からはエンターテインメント分野を中心に、取材・執筆へ尽力する。雑誌、Web、書籍と媒体は問わず。ブックライターも担う。

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