今が旬!たけのこはトップクラスの「デトックス」食材 老廃物の排出効果を引き出す”薬剤師おすすめ”の食べ方と余ったときの保存法

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たけのこには、うま味成分である多くのアミノ酸が含まれていますが、食物繊維が豊富であることから消化がよくありません。おいしく食べ、かつ胃腸に負担をかけないためには、“よく煮て食べる”のがおすすめです。

筆者がおすすめしたい食べ方の1つめは、焼きたけのこです。

皮ごと真っ黒になるまでオーブンまたは焼き網で焼いて、皮を剥いてしょうゆやマヨネーズをかけて食べます。一般的にたけのこはアク抜きをしますが、それよって溶け出してしまううま味成分や健康成分も、この方法ならあますことなく摂ることができます。

もう1つは、汁ものです。成分が水に溶け出すことを逆手に取った食べ方です。みそ汁やスープカレーなどに入れて、汁ごと食べましょう。

たくさんいただいたら保存しよう

たけのこは旬の期間は短いですが、身近な食材でもあるので、近所の方や友人からお裾分けしてもらうことも少なくありません。筆者もこの時期になると、知人からわけていただいたり、許可を得て竹林でたけのこを採集したりするので、大量のたけのこが手に入ることがあります。

たくさんあるからといって、毎日のように食べ続けるのは体によくありません。その場合、食べ切るのではなく、保存しておくのがおすすめです。筆者もいくつかの方法で保存していますが、数週間~1年ぐらい保存できる方法をいくつか紹介したいと思います。

最も失敗の少ないのは、たけのこの酢漬けです。

アク抜きをしたたけのこを、縦に2つ割りか4つ割りにしてから輪切りにします。清潔な保存瓶(熱湯消毒、あるいはアルコール消毒をしておく)に入れて、瓶口まで酢(米酢など)を注いだらフタをしっかり閉めます。

この方法なら1年ぐらいは保存できます。酸味が強いですが、たっぷりの水にしばらく浸けておけば酸味は和らぎます。

酸味が苦手という人は、水煮の瓶詰めという方法もあります。

アク抜きして切ったたけのこを清潔な保存瓶(同)に入れ、熱湯を瓶口まで注いだら、適量の食用のクエン酸(水1リットルに対し小さじ1杯)を入れて、軽くフタをします。

水を入れた鍋にたけのこ入りの瓶を入れて、30分ほど煮沸します。瓶を取り出したらフタをしっかり閉めて、逆さにして自然冷却をします(やけどに注意しましょう)。

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