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国内外のファンドがホテルを続々取得する背景。投資額は2024年に1兆1517億円まで急拡大

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東京ガーデンテラス紀尾井町の外観
東京ガーデンテラス紀尾井町は米ファンドが4000億円で買収(撮影:尾形文繁)

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インバウンド(訪日外国人観光客)の急増を受け、外資系ホテルの進出ラッシュが始まった。規模で勝る外国勢に日本勢が対抗するすべはあるだろうか。本特集では隆盛を極めるラグジュアリーホテルの最前線に迫った。

「インフレに対応できる商品としてホテルへの投資家からの人気はますます高まる」。不動産サービス大手・CBREの市川智従シニアディレクターはそう断言する。

金利に先高感がある中、ホテルはインバウンドの急増で成長が見込めるだけでなく、物価上昇に連動して客室単価を上げやすい。投資家にとって魅力的なアセットだ。

ホテルへの投資額は拡大

CBREによるとコロナ禍以降、2000億円を割った2021年を底にホテルへの投資額は拡大。24年には1兆1517億円まで積み上がっている(下図)。24年第4四半期のホテル投資額は約4490億円と、四半期単体の投資額として過去最高を記録した。

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