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星野リゾート・星野佳路代表が明かす「グランドホテル再生論」。帝国ホテル、ニューオータニ…

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お膳が並ぶ宴会会場の様子
(写真:HiroHiro555 / PIXTA)

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インバウンド(訪日外国人観光客)の急増を受け、外資系ホテルの進出ラッシュが始まった。規模で勝る外国勢に日本勢が対抗するすべはあるだろうか。本特集では隆盛を極めるラグジュアリーホテルの最前線に迫った。

日本の名門ホテルの特徴といえるグランドホテル。宿泊以外にも宴会、婚礼、レストランに力を入れている。帝国ホテル 東京やホテルニューオータニなどが代表例だ。

かつては儲かるビジネスモデルだったが、状況は変わった。とくに婚礼は市場縮小が続くうえ、納入業者への支払いが多く、スタッフも大勢必要など高コストの「お荷物事業」となっている。外資系は儲かる宿泊に特化し、収益性の差につながっている。

「グランドホテルの再生には方程式がある」。星野リゾートの星野佳路代表は断言する。同社はシティホテルブランドのOMOで地方グランドホテルの再生に取り組む。2018年に旭川グランドホテル、23年にホテル日航高知 旭ロイヤルの運営を引き継ぎ、OMO7旭川とOMO7高知へとリブランドした。

宿泊に人的リソースを集中

星野氏が依拠するのがボストン コンサルティング グループの「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」だ。各事業をシェアと成長性の観点から分析し、リソースの分配を決める考え方だ(下図)。

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