地方進出や低価格帯の強化など外資系の膨張が止まらない。快進撃を続ける背景や国内系が対抗する手だてについて、立教大学の沢柳知彦特任教授に聞いた。
日本人宿泊客の獲得が狙い
外資系の地方進出は、日本人宿泊客の獲得が狙いだ。米マリオットやヒルトンなどで日本人会員が増えている。外資系のロイヤルティープログラムはステータスが上がると無料朝食や客室アップグレードなどの優待があり、会員はステータスを上げようとガンガン泊まる。地方都市でも外資系ホテル運営に経済合理性が出てきている。
インバウンドの回復は東京・大阪・京都が早く、ほかの地方は遅かった。コロナ禍で日本へ初めて来る人がたまっていた。まずは主要都市へ行き、リピーターとなって地方へ行くので分散化する。2024年冬ごろからインバウンドが地方へ行く傾向が見え始めた。



















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