外資系ホテル第4波の特徴は「地方×安心価格」 シンガポール地盤のアスコットは5年で出店倍増へ

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アスコットオークウッドプレミア東京
「オークウッドプレミア東京」は長期滞在宿泊者も受け入れるアパートメント型のホテル(撮影:風間仁一郎)

これまで東京や大阪、京都などの観光地を中心に出店してきた外資系ホテル。その出店攻勢がついに地方にまで及び始めている。

シンガポールに拠点を置く外資系ホテルのアスコットも地方進出を狙う1社だ。シンガポールの不動産投資ファンドであるキャピタランド・インベストメント・リミテッドの傘下にある。全世界で16万室を展開している世界中堅のホテルチェーンだ。

「日本には建築中を含めると22軒のホテルを持つが、その数を5年で2倍に引き上げる。リゾート地への展開も検討している」

同社で開発ヴァイスプレジデントを務めるライアン・チェン氏は、今後の出店方針を明かした。

広島や名古屋、札幌での出店想定

地方での出店地域は広島や名古屋、札幌などを想定しているという。リゾート地では白馬(長野県)や箱根(神奈川県)を候補に挙げた。

日本では東京を中心に、宿泊に特化したホテルを運営してきた。

有名なのは「アスコット丸の内東京」や「オークウッドプレミア東京」。千代田区の大手町と丸の内に建つ、1泊10万円程度からの高級ホテルだ。1カ月を超えるような長期滞在宿泊者も受け入れるアパートメント型のホテルとしても知られる。

【写真】キッチンと家電が備わっており、長期滞在もできる「オークウッドプレミア東京」の室内
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