
万博の盛り上がりに期待し、大阪で1月に開業したIHGの「ガーナー」(写真:IHG)
インバウンド(訪日外国人観光客)の急増を受け、外資系ホテルの進出ラッシュが始まった。規模で勝る外国勢に日本勢が対抗するすべはあるだろうか。本特集では隆盛を極めるラグジュアリーホテルの最前線に迫った。
高級ホテルを軸にホテル数を拡大してきた外資系がビジネスホテルの展開を強化している。
英大手ホテルチェーンのインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)は1月に大阪で「Garner(ガーナー)」を3軒開業した。日本初進出のブランドで、大手旅行予約サイトで価格を調べると、安い日であれば1泊1万円程度。IHGが大阪地区で運営するブランドの中では、最も安価帯だ。既存のビジネスホテルブランドである「ホリデイ・イン」の開業も多く控えている。
手頃な価格帯を強化
IHGだけではない。米マリオットは2024年から「フォーポイント フレックス by シェラトン」の開業に力を入れる。価格は地域によって異なるが、1万円程度で宿泊可能なホテルもある。マリオットは「手の届きやすい価格帯のミッドスケール部門に引き続き注力する姿勢を示す」としている。
外資系にとってビジネスホテルの展開強化が持つ意味合いは大きい。
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