≪1貫65円~≫の居酒屋ずし「や台ずし」が大人気。ロボットではなく職人が手で握るのに”神コスパ”を実現できる理由を徹底分析!
メニューにも、客に「高コスパ」と感じさせる工夫がある。昨今の食材価格の高騰に対してはメニューの改廃を弾力的に行い、一律値上げはできるだけ回避。そしてメニュー改定を年4回行い、店舗独自のおすすめメニューは月ごとに変え、目新しさを保っている。
こうした努力の結果が、客からの「ちょうどいい店」という評価につながっているのだ。


3年内にさらに100店舗以上を展開予定
昨今の“居酒屋ずし”人気のもとを辿れば、コロナ禍も関係している。コロナ禍では外食やアルコールが制限される中、寿司や焼肉のような、食事になるもので、かつちょっとぜいたく感のあるジャンルが好調だった。そしてアルコール制限がなくなった今、お酒も、食事も両方楽しめる店の一つとして、居酒屋ずしの人気が高まっているのではないだろうか。
そんなブームを牽引する存在となったや台ずしだが、中期目標で500店舗、長期目標で3000店舗を目指すという(2025年3月末時点、382店舗)。
握り寿司は江戸時代から続く伝統食で、ハレの食事として外食文化を支えてくれているメニューだ。高級な寿司店から気軽に利用できる回転寿司まで、さまざまな形で展開されているからこそ、誰もが楽しむことができ、市場も活性化する。
さらにや台ずしのような「ちょうどいい」チェーンが伸びることで、寿司業界がより豊かになっていくのではないだろうか。
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