"マイラー"から悲痛の声!ANAマイレージプログラム改定で「国際線・特典航空券」必要マイル数アップ、JALも改定あり、マイレージの魅力ダウン?

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ハイシーズンの航空券がローシーズンの2倍以上の金額になることは珍しくないが、特典航空券はこれまで1~3割程度の割り増しに抑えられていた。

だが今回の変更で、ローシーズンよりも6割増しから2倍のマイル数が必要となり、特典航空券の「お得さ」が失われたといえるだろう。

何か対策はあるだろうか。

ANAの国際線の特典には、ANAのみを利用するANA国際線特典航空券のほかに、スターアライアンスを中心とした「提携航空会社特典航空券」がある。引き上げ後のANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の必要マイル数を比較してみると次のようになる。

【日本発ソウル往復 エコノミークラス】
ANA国際線特典航空券(ローシーズン)  1万2000マイル
ANA国際線特典航空券(ハイシーズン)  2万4000マイル
提携航空会社特典航空券(シーズン変動なし) 1万5000マイル
【日本発中国・香港・台北・マニラ往復 ビジネスクラス】
ANA国際線特典航空券(ローシーズン)  4万8000マイル
ANA国際線特典航空券(ハイシーズン)  6万5000マイル
提携航空会社特典航空券(シーズン変動なし) 4万マイル

もちろん、提携航空会社の場合、ANA単体での利用はできない(ANA+提携航空会社の組み合わせなら可能)ので単純な比較はできないが、ハイシーズンであれば、割安さが目立つ。実際には必要マイル数に加えて、特典枠の有無という問題があるが、選択肢として念頭においておきたい。

片道の特典航空券新設で利便性向上

②片道の特典航空券の新設

「アメとムチ」というべきか、「捨てる神あれば、拾う神あり」というべきか(【2025年4月15日13時20分追記】初出時の表現を上記のように修正しました)、ANAの改定で多くの人から歓迎されたのは、片道の特典航空券が新設だ。片道なら往復で必要なマイル数のほぼ半分で済む

また、これまでは特典航空券を使おうとしても、帰りの便が確保できないリスクがあった。だが片道であれば予約の難易度は下がる。

手持ちのマイル数が少ない人にとっても朗報だろう。片道は特典航空券を使わず、LCCやセールなどで安い航空券を購入すれば、全体の出費を抑えることができそうだ。

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