【医者が勧める】脂肪肝改善のため「納豆」に”ちょい足し”したい食品→「肝臓の健康」のために「摂りたい食品」と「控えたい食品」とは?

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次に、肝臓の健康のために「積極的に摂りたい食品」です。

最優先に摂りたいのは、肉、魚、大豆製品、卵、チーズなどのたんぱく質です。糖質の摂取を減らした分、しっかりたんぱく質を摂って、全体の食事量を減らさないようにする姿勢が大切になります。たんぱく質は体の栄養や筋肉量を保つために不可欠。少なくとも、毎食必ず1品はたんぱく質食品を摂るように心がけてください。

また、野菜、きのこ類、海藻類も積極的に食べて、食物繊維をたっぷり摂取するようにしましょう。食物繊維は腸内環境を整えるのに不可欠ですが、腸が整えられて便秘が解消すると肝臓にも好影響がもたらされます。腸の健康だけでなく、肝臓の健康も守るというつもりで、野菜やきのこ類、海藻類を毎食1品~3品は摂るようにするといいでしょう。

マヨネーズは健康にプラスになる調味料

なお、前のページで「間食はなるべく控えるべき」と申し上げましたが、食べてもいい食品もあります。なかでもとくにおすすめなのが「高カカオチョコレート」です。

これはカカオ含有量が70%以上のチョコレート。カカオに含まれる有効成分の「カカオポリフェノール」には、体内の活性酸素を減らす作用やインスリン抵抗性を改善する作用、血糖値の急上昇を防ぐ作用などが期待でき、これが脂肪肝の進行を防ぐのに大いに役立つのです。高カカオチョコであれば、間食やおやつとして食べるのはもちろん、1日3回の食事前にひとかけ食べるのを習慣づけていくのもいいでしょう。

それと、調味料類で積極的に使っていいものには、お酢、オリーブオイル、マヨネーズなどが挙げられます。お酢には肝臓の脂肪や内臓脂肪を減らす働きがありますし、オリーブオイルには脂肪燃焼に役立つ作用があります。マヨネーズには太りそうなイメージがありますが、じつは逆で、血糖値を上げにくくしてインスリン分泌を抑え、糖質の中性脂肪への変換を抑える作用があります。

ですから、お酢を使ってマリネや酢の物をつくったり、オリーブオイルで肉料理や魚料理を楽しんだりするのもおすすめですし、マヨネーズはサラダにかけて食べるのはもちろん、鶏のから揚げやカキフライ、ゆで卵、魚卵、刺身など、さまざまな食品につけて食べるのもおすすめとなります。

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