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「地方から女性流出を防げ」を主張する無意味…東京一極集中の議論に欠けている視点

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  • 荒川 和久 独身研究家、コラムニスト
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「男<女」のエリアはわずか5県に

全年齢対象ではなく、若い人に限定すれば東京への転出は「男<女」では?と思うかもしれませんが、そんなこともありません。総務省の2023年人口移動報告から20代男女だけを抽出して、各都道府県からの東京への転出男女比を示したものが以下です。

ご覧のとおり、東京を除く46道府県のうち、「男<女」のエリアはわずか5県にとどまり、約9割は20代に限っても東京へ転出してくるのは「男>女」となっています。

「いやいや、それはおかしい。新聞でもテレビでも東京は女性の転入超過とさんざん報じているではないか」と思うかもしれません。

転入超過というのは転出と転入の差分です。つまり、転出が少なく転入が多い(東京など)は転入超過となりますが、転出が多くて転入が少なければ転出超過となり、多くの地方がこれに該当します。

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