動画出演というリスクを取って見事に順天堂大学の合格をつかんだ林さんは、4月から医学部の新2年生。
浪人してよかったことを聞くと「努力する習慣ができたこと」、頑張れた理由については「両親のサポートのおかげ」と答えてくれました。
「今までの自分は才能があるから何かできると勘違いしていました。でも浪人して、『自分はここまで努力できたから、何があってもこれからも成功できる』と思えるようになりましたね。
でも自分を信じられるようになったのも、自分の夢を応援してくれた両親のおかげです。どこにも所属していない状態の自分のために、塾へ送り迎えしてもらったり、受験会場にも送り迎えしてもらいました。両親への感謝の気持ちが、とても大きくなりました」
千葉県に対して貢献したい
今の段階では具体的に海外に行くか、どういう分野に行くかは決めていないものの、医師になることは変わらないという林さんは、現在、そしてこれからもYouTubeチャンネルで勉強している様子を定期的に配信するそうです。
「現在、千葉県と日本学生支援機構から奨学金をいただくことで、なんとか授業料を払うことができています。最終的な目標としてはアフリカに行きたいですが、僕は裕福ではない環境で育ってきたので、小さいときから、千葉県からたくさんの援助を受けていたことに気づきました。市営住宅に住んだり、無料で病院での診療を受けさせてくれた千葉県に対して、なんらかの貢献をしたいという気持ちが大きいです。これからも勉強を頑張っていきます」
両親に加えて、動画で自分の姿をさらけ出すことで、塾・予備校関係者や視聴者など多くの味方を得て、感謝の気持ちを持てるようになった林さん。
今後、千葉県で働くにせよ、海外で働くにせよ、多くの患者に誠実に向き合っていくのだろうと感じることができました。
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