「模試では国公立でもC〜B判定で安定して、宮崎大学医学部ではA判定が出たことがありました。共通テストでは78%に終わりましたが、この年こそ合格できると思い、宮崎大学の医学部に加えて、国際医療福祉大学医学部、順天堂大学医学部、東邦大学医学部を受験しました」
1日10時間の勉強の成果も出て、この年は初めて順天堂大学、東邦大学で1次試験に合格します。しかし、惜しくもすべての大学に落ちてしまい、3度目の医学部への挑戦もかないませんでした。
一方で、この一年の取り組みは自分でも納得ができたようです。
「2浪では初めて、『1年間努力できた自分の姿』を見ることができました。成長した自分を見て、もう1年勉強を頑張れると思ったんです」
「この年で絶対に決める」との覚悟で挑んだ3浪目は、同じく『虎』の一人であった小林尚氏が塾長を務める「個別指導塾CASTDICE」に春から夏までやったアルバイトの費用を使い、通うことを決めます。
「武田塾では専用の自習室でたくさん集中して勉強ができました。CASTDICEでは自習室はなかったので自宅で勉強したのですが、大学に関する情報や、勉強計画の立て方、どこまで勉強するかなどの情報をオンラインで詳しく教えてもらいました。どちらの予備校にも通わせていただけてとてもよかったですし、感謝しています」
勉強の配信を続けた
この年は最初から勉強配信を続け、1日平均12時間以上の勉強ができるようになった林さん。勉強時間はできる限り配信していたそうです。模試の偏差値も70程度に到達し、順天堂大学以外はC判定以上を取れるようになりました。
最初から最後まで安定した成績と勉強時間を確保した林さんは、共通テストも過去最高の84%を記録。国際医療福祉大学・順天堂大学・東邦大学・東京医科大学の医学部をそれぞれ受験して、順天堂大学と東京医科大学に合格。ついに林さんは3浪を経て、順天堂大学医学部への合格を決めました。

「うれしいというよりは『やっと終わった』という感じでした。東京医科大学の2次試験を受けるときに順天堂の合格発表を見て、正規合格を確認できたので、すごく安心できたのを今でも覚えています」
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