パロ、AIBO、LOVOTも…人を癒やすコミュニケーションロボット再ブームの"真相" アメリカでは《医療ロボ》として活用

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ロボットと一緒にテーブルに座ってラップトップPCに向かう人物のイラスト
コミュニケーションロボットが再びブームとなっています(画像:Turn.around.around/PIXTA)
AIの進歩をはじめ技術革新が大きく進み、「第4次ロボットブーム」が進行しています。その核心は「ロボットの大衆化」「ロボットの文系化」。生成AIが日常になったように、誰もがロボットを使いこなす時代がすぐそこまで来ています。
ロボット大賞(経済産業大臣賞)など国内外での受賞多数、Panasonic所属で日本科学未来館の展示監修も手がける安藤健氏が、今知っておきたい「ロボットの現在と未来」を解説します(全3回、今回は第2回)。
※『ロボットビジネス ユーザーからメーカーまで楽しめるロボットの教養』より抜粋、編集しています。

ロボットが実現する新たな医療福祉

ギネス記録を持つロボットといわれたら、何を想像するでしょうか。

「最大の搭乗型ヒューマノイドロボット」「ルービックキューブを最速で解くロボット」「最長距離でフリースローを成功させるバスケットロボット」など、さまざまなものがありますが、実用的に活躍するロボットとしては「世界一癒し効果のあるロボット」という記録があります。

実は、日本生まれのアザラシ型ロボット「パロ」がその称号を持っています。

1993年から研究が始まったパロは、2002年にギネス世界記録で「最もセラピー効果のあるロボット」として認定されました。

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